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神は気まぐれに力を与えた。 それは人知を超えた特別な力。 特別な力は能力と呼ばれ羨望され、 持って生まれた者は能力者と呼ばれもてはやされた。 しかし次第に、 羨望は恐怖へ変わっていった。 人々は恐れたのだ。 五つにも満たない子供たちが持つ 人知を超えた特別な力に。 恐怖は人々を変えた。 能力者と呼ばれる子供たちは 迫害を受けるようになった。 それから数年後 力を持つ子供たちの最高年齢が10歳になった年。 力を持つ者のためだけの国 《神国》が誕生した。 統治するのは 世界一の大金持ちと謳われる【美神家】 特別な力を持った子供たちが 全員、神国に移ったのとほぼ同時に 特別な力を持った者の人権は なくなった。 それから10年。 力を持つ者の最高年齢は20歳。 力を持つ者の人数は男女比4:6で 10000人ほどになっていた。 子供たちは立ち上がる 力を持つ者と持たない者が平等に生きることのできる世界を作るために 腐った世界を作り直すために ・CSSリンク (link:あめふりの水色【コピペCSS】:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/komusou5/)