占いマニア

『紅村』 紅葉狩りの名所として知られた村。 その村にはたった一つの神社があって 『紅葉守月光』(もみじのかみ つきみつ) と言う神様が奉られている。 その神様はお狐様で、幼子のような無邪気な方である。 そんな彼は花札を好み、それにおいては無敵とされた。 運が絡む花札に置いて無敵とされるのだから、彼はそうとう豪運の持ち主だったのだろう。 だから紅村では紅葉色づく十月に彼の為の祭り『花札祭』が開かれる。 この時、彼の御神体が社から出され、その姿はやはり『花札』だったと見たものは語る。 そんな彼は極度の寂しがり屋である。 だから祭りを開かない年には、村の子供たちを連れ去ってしまうと言う。 祭り以外の場でも、子供や美しい男に化けて、社を抜け出しては幼子と遊んでいたと伝えられている。 さて、そんな神様のいる村がもしも『廃村』となってしまったらどうなるのだろうか。 誰も神社には訪れず、記憶と共に忘れ去られ、寂れていく。 あの神様がそれに耐えられるはずがなかった。 だから今、彼は＿＿＿＿＿＿＿ ※本作は、他のフロチャよりもbadendが遥かに少なく、攻略も簡単です。 初心者向けです。申し訳ございません。