占いマニア

ふと気づくと、見知らぬところに私は立っていた。 可笑しいな、さっきまで家にいたのに。 そう思いながらあたりを見渡す…。 やはり可笑しい。 周りには、洋風の建築物が並び、街灯には赤々と炎がともっている。 しかし…これほど住居などがあるのに、人はまったくいないのだ。 兎にも角にも立ち止まっていてはなにも始まらない。 私は暗い夜道の中、歩き出した――― ――――――――――――― コンニチハ、柴葉ましろだよ。 ちょっと狂った男に好かれる話、だよ。 つまらないかもしれないけど、ちゃんと全てのルートを見てくれたら、嬉しいな。 では、星が降る世界を楽しんでね。