占いマニア

術式《呪命の帳》――それは、命を護る仮死の力。 呪いと戦う日々の中で、わたしが怖いのは、 “自分が死ぬこと”より、 “大切な誰かを失うこと”。 愛した人が、仲間が、背を向けていく中で、 わたしは信じ続ける。 呪術師であることも、 この祈りが、呪いじゃないことも。 それでも報われなくて、 それでも願い続けた先に―― わたしの答えがある。 ＊＊＊ あの日、彼は私達の前から姿を消した。 そこから10年後、私の中で止まっていた時間が、 また、音を立てて動き出す。 呪術廻戦の夢小説です。 初めての作品となりますので、拙い文章で読みづらいかもしれませんが温かい目で見て頂けると幸いです。 一応、原作沿いとなりますが、解釈や理解が浅く違和感を感じる部分もあるかもしれません、ご了承ください。 パクリはしませんが、他の方の作品で似ているなと感じ不快な思いをされた方がいればご意見をお聞かせください。 創作となりますので、本作に登場する地名や人物などは実際とは関係ありません。 こちらは夏油落ちの予定です。 基本的には原作に沿って進めますが、改変や救済もありますのでご注意ください。