「[小説] 【募集中】みはこのみこ【募集企画】【ロスト・負傷有り】」が話題となっています!
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とある国で大昔に行われた儀式。 かつて周囲の国の戦争に巻き込まれ、飢饉や疫病に陥っていた国があった。 もうすぐ国が滅亡するというその時に、藁にもすがる思いの彼らはある村に伝わる儀式を行うことにした。 まず、からくり細工の箱を作る。彼らは一流の職人を招き、豪勢な箱を2つ作らせた。 中をそれぞれ少年、少女の血で満たし、七日寝かせる。その血は気高き王の血を。 その血が乾きらないうちに、贄を中に入れればよい。 贄とは、国に住む美しく高貴な少年少女たちである。 子供の数だけ呪いは強くなり、名前も変わる。 一人でイッポウ、二人でニホウ、三人でサンポウ、四人でシッポウ、五人でゴホウ、六人でロッポウ、七人でチッポウ。そして八人でハッカイ。 子を取る箱…つまり、実りを採るための箱。転じてコトリバコは作られた。 彼らは拾六の子供を贄に、コトリバコを二つ作った。一つは内への力、一つは外への力。 二つの箱はそれぞれ大層立派な社に置かれることになった。 かくして国は瞬く間に繁栄していった。 (御箱国歴史資料館所蔵『御国風土記』より抜粋・適宜現代語訳) 事前告知は(link:こちら:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yumenashi1/)
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